「かかとから着地して、爪先で蹴り進む」
今日は、正しい歩き方としてよく言われる
この歩き方をもとに、ちょっと考えてみたいと思います。
この歩き方をあらためて分解してみると
かかとやつま先を使う上で
大事な役割をしているある部分の動きに
気付くことができます。
まずは歩く時の足の動きをイメージしながら、
できれば実際に足を動かしながら下の文を読んでみてください。
①かかとを地面に着ける
・同時に、爪先を上に向けることも意識します
②足裏を地面にまっすぐ下ろしていく
・踵→やや小指側を通り→母指球(親指付け根のふくらみ)に
抜けていくルートをイメージします
③足の指でしっかり蹴り、体を前進させる
・指でぐっと地面を押し、爪先で蹴りきります
③までいくと、体が力強く前に進む感じが分かります。
①の爪先を上に向ける動き、③の爪先で蹴りきる動き。
この動きを実際ゆっくりやってみると
実はどちらの動きにも「足首」が大活躍していることに
気が付きませんか?!
![足首を使うと後ろから見た時に、足裏が見えます](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=307x1024:format=jpg/path/sea6664054405c84b/image/id49f02e00c6c5929/version/1583654154/image.jpg)
◆「足首」を使って前に進もう!
そう、歩く時は足首を使うことが
すごく大事なんです。
踵からの着地も、爪先で蹴る動きも
足首を使うことでスムーズになり
歩幅が自然と大きくなります。
歩幅が大きいということは、ふくらはぎ、太もも、臀部など、
下半身の筋肉全体を大きく使った歩き方になり
ウォーキングが今よりもっと理想的な全身運動になります。
実は、何気なく歩いていると、②までしかいかず
母指球あたりで蹴っていることが意外と多いそうです。
私も、たしかに心当たりがありました。
また、足首の使い方が弱いと、足が地面から十分上がらないので
つまづきや転倒の原因にもなりかねません。
![レトロな色合いが魅力の春の野花](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1024x230:format=jpg:rotate=90/path/sea6664054405c84b/image/iaaf3d2f8cf3b2435/version/1583654216/image.jpg)
これからは、踵、爪先の他にもうひとつ!
「足首」というキーワードを
頭に入れて歩いてみませんか^^
あ!足首、使ってない!
忘れてしまっても大丈夫。
気付いたら次の一歩からまた始めればOK。
3月に入り、だんだん暖かい日が増えてきます。
人混みを避け、自然の中に出て
春の空気や風を感じながら大きな歩幅で
気持ちよく歩きましょ!
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カラダ+plus代表・インストラクター
井上真紀