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【歩く】〇〇を使って前に進もう


「かかとから着地して、爪先で蹴り進む」

 

今日は、正しい歩き方としてよく言われる

この歩き方をもとに、ちょっと考えてみたいと思います。

 

この歩き方をあらためて分解してみると

かかとやつま先を使う上で

大事な役割をしているある部分の動きに

気付くことができます。

 

まずは歩く時の足の動きをイメージしながら、

できれば実際に足を動かしながら下の文を読んでみてください。

 

①かかとを地面に着ける

 ・同時に、爪先を上に向けることも意識します

 

②足裏を地面にまっすぐ下ろしていく

 ・踵→やや小指側を通り→母指球(親指付け根のふくらみ)に

  抜けていくルートをイメージします

 

③足の指でしっかり蹴り、体を前進させる

 ・指でぐっと地面を押し、爪先で蹴りきります

 

③までいくと、体が力強く前に進む感じが分かります。

 

①の爪先を上に向ける動き、③の爪先で蹴りきる動き。

この動きを実際ゆっくりやってみると

実はどちらの動きにも「足首」が大活躍していることに

気が付きませんか?!

足首を使うと後ろから見た時に、足裏が見えます
足首を使うと後ろから見た時に、足裏が見えます

 

◆「足首」を使って前に進もう!

 

そう、歩く時は足首を使うことが

すごく大事なんです。

 

踵からの着地も、爪先で蹴る動きも

足首を使うことでスムーズになり

歩幅が自然と大きくなります。

 

歩幅が大きいということは、ふくらはぎ、太もも、臀部など、

下半身の筋肉全体を大きく使った歩き方になり

ウォーキングが今よりもっと理想的な全身運動になります。

 

実は、何気なく歩いていると、②までしかいかず

母指球あたりで蹴っていることが意外と多いそうです。

私も、たしかに心当たりがありました。

 

また、足首の使い方が弱いと、足が地面から十分上がらないので

つまづきや転倒の原因にもなりかねません。

 

レトロな色合いが魅力の春の野花
レトロな色合いが魅力の春の野花

これからは、踵、爪先の他にもうひとつ!

「足首」というキーワードを

頭に入れて歩いてみませんか^^

 

あ!足首、使ってない!

 

忘れてしまっても大丈夫。

気付いたら次の一歩からまた始めればOK。

 

3月に入り、だんだん暖かい日が増えてきます。

人混みを避け、自然の中に出て

春の空気や風を感じながら大きな歩幅で

気持ちよく歩きましょ!

 

 

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カラダ+plus代表・インストラクター

井上真紀